2010年05月22日

AEROSMITH「PUMP」

このアルバムが発売されて聴いた時ばかりはエアロスミスってバンドの底知れないバイタリティにつくづく恐れ入ったもんですたらーっ(汗)
それほど挑戦的かつ強力な音ですたらーっ(汗)




前作「PERMANENT VACATION」が大ヒットしてどん底の低迷期からシーンの最前線に劇的に復活したエアロスミス。
普通は成功した前作の路線を踏襲してアルバム作るのが常識だしビジネス的にも安全策ってもんです。
特にこのオジサン達は前作が当たるまで「あの人は今?」状態だったわけだから。得意の直球R&R路線の前々作「DONE WITH MIRRORS」もセールス的にコケてたわけだからたらーっ(汗)

アルバムのオープニング「YOUNG LUST」から前作の面影は全くありません。
超アップテンポ、攻撃的なロックンロールexclamation文字通り疾走感バツグンで駆け抜けていってそのまま曲間を空けずに2曲目「F.I.N.E」へ。これまたゴキゲンなロックンロールわーい(嬉しい顔)グルーヴが気持ちよい、コーラスも気持ち良い、理屈抜きカッコイイexclamationそのエンディングからまた短いS.E(と言うかスティーヴン・タイラーの小芝居)を挟んでそのまんまリードシングルの「LOVE IN AN ELEVATOR」へグッド(上向き矢印) 久しぶりにエアロスミスらしいファンキーかつへヴィなリフが、コーラスのハモリがこれまた気持ちいいexclamation×2

この3曲の流れが秀逸、完璧!
前作の「ポップなエアロスミス」(これは古株のロックファンからはセルアウトしたって感じの否定的意味合いもありました)の印象を完全に打ち消して「ロックンロールバンド エアロスミス」を宣言します。
続く4曲目がお得意のスライドギターをフィーチャーしてドロドロしたドラッグソング「MONKEY ON MY BACK」。これまた前作からのファンに対しては挑戦的な曲(笑) この曲のリフはAC/DCの「GIVEN A DOG BONE」に似てますがたらーっ(汗)

5曲目は「JANIE'S GOT A GUN」。アルバム中ではわりと前作での成功を意識したMTV受けしそうなバラード。(シリアスですが。)
正直この曲自体は僕は好きじゃないですたらーっ(汗)
だけどこの曲を入れたところに復活後のエアロスミスの凄みを感じるんです・・・

僕はセールスを意識しないと言うミュージシャンやバンドは信用できません。
売れるためなら何をやってもいいと思うわけじゃありません。
でも自分の表現を出来る限り多くの人に届けたいと言うのは表現者として健全であるべき姿なんじゃないでしょうか。

エアロスミスは自分達の本質は、初期のような、または前々作「DONE WITH MIRRORS」のような、このアルバムの冒頭3曲のような、直球ロックンロールだと認識してるんでしょう。
その自分達の本質の表現をマスに届けたいが、前々作がコケたとたらーっ(汗)

そこで自分達の本質を守りながらそれをより多くの人に届けるための1つの手段としてこの曲は存在しているように感じますたらーっ(汗)

のアルバム以降のエアロスミスは理想(自分達の音楽)と現実(セールス)の間でもがき、戦うバンドになっていったと思います。
「いい曲」とセールスの両極を追求する戦い。

結果としてこのアルバムでエアロスミスはその戦いに勝ち、さらには次の「GET A GRIP」で、R&Rの神に愛されてた初期とはまた違った奇跡を獲得し、初期に成し遂げなかったくらいの頂点に到達します。
本アルバムから3枚の間でライヴ・パフォーマンスも頂点に達したんじゃないでしょうか?
そういう意味で「PUMP」は初期での「TOYS IN THE ATTIC」にあたる作品と僕は勝手に思ってます(笑)

ちなみに僕はこのアルバム発表時の来日公演を観に行ってますが、ショーマンシップとロックスピリットが見事に共存した素晴らしいエンターテイメントでした。
posted by まさ at 21:18| Comment(4) | TrackBack(0) | AEROSMITH | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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